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失業保険の申請手続きをしなかった場合どうなる?期限や申請できないときの対処法などを紹介

元ハロワ職員<br>阿部

この記事は、元ハローワーク職員の私が監修しています!
皆さんにより良い情報をお届けいたします。

この記事はこんな人にオススメ!!
  • 失業保険の申請手続きをしたいけどどうすればいいのかわからない
  • 失業保険の申請ができなかったときの対処法はあるのかな?

このようにお悩みではありませんか?

失業保険とは、一定の条件を満たして失業後にもらえる給付金のことです。失業保険を受け取ることによって、失業中でも生活を安定させながら就職活動を行えます。

このようにメリットのある失業保険ですが、失業保険は申請をしないと受け取ることができません。

元ハロワ職員<br>阿部

そこで、この記事では失業保険の申請手続きをしなかったときにどのようになるのかを解説します。

あわせて、申請できなかったときの対処法も解説しているため、ぜひ最後までご覧ください。

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目次

失業保険の申請手続きをしなかった場合どうなる?2年間の時効期限内であれば申請可能

失業保険の手続きを申請しなかった場合どうなる?もらい損ねたらすべきことを紹介

結失業保険の申請手続きを行わなかった場合、原則として受給資格を喪失してしまいます。

基本的に、失業保険の基本手当(失業手当)は、離職日の翌日から起算して1年以内(短期雇用特例被保険者の場合は6ヵ月以内)での申請が必要です。そのため、1年を過ぎてしまうと、受給資格が失効してしまいます。

しかし、基本手当以外の各種給付金については、2年間の時効期限が設けられているため、後から申請することも可能です。

また、給付金の種類によっては、2年間の時効期限内であれば遡って申請できます。

参考:雇用保険の給付金は、2年の時効の期間内であれば、支給申請が可能です|厚生労働省  

参考:Q&A~労働者の皆様へ(基本手当、再就職手当)~(Q11)|厚生労働省

遡って申請できる失業保険一覧

失業保険といっても、さまざまな種類があります。遡って申請できる失業保険は、以下のとおりです。

遡って申請できる失業保険

  • 未支給等失業等給付
  • 就業手当
  • 再就職手当
  • 就業促進定着手当
  • 常用就職支度手当
  • 移転費
  • 広域求職活動費
  • 短期訓練受講費
  • 求職活動関係役務利用費
  • 一般教育訓練に係る教育訓練給付金
  • 専門実践教育訓練に係る教育訓練給付金
  • 教育訓練支援給付金
  • 高年齢雇用継続基本給付金
  • 高年齢再就職給付金
  • 育児休業給付金
  • 介護休業給付金

なお、雇用保険の給付金について詳しく知りたい方は、以下のページをご覧ください。

参考:雇用保険の給付金は、2年の時効の期間内であれば、支給申請が可能です|厚生労働省

そもそも失業保険とは失業中にお金が支給される制度

そもそも失業保険とは失業中にお金が支給される制度

そもそも失業保険とは、失業中にお金が支給される制度のことです。しかし、全員に支給されるわけではなく、一定条件を満たす必要があります。

ここでは、失業保険の対象となる人とならない人の2つに分けて詳しく紹介します。

失業保険の対象となる人

失業保険の対象となる人は、以下の3つです。

失業保険の対象となる人

  • 離職していて就職できる意思と能力があるにもかかわらず、職業に就けない状態
  • 積極的に求職活動を行っている
  • 雇用保険への加入期間が離職日以前2年間に通算して12か月以上あること(※特定受給資格者等は離職日以前1年間に被保険者加入期間が通算6カ月あること)

つまり、失業保険を受け取るには就職できる意思と能力、雇用保険への加入期間を満たす必要があります。

失業保険の対象外となる人

失業保険の対象外となる人は、以下の2つです。

失業保険の対象外となる人

  • けがや病気、妊娠・出産などで働くのが困難
  • 雇用保険の加入期間を満たしていない(離職日以前2年間のうち、12カ月以上雇用保険に加入していること、特定理由離職者の場合は離職日から過去1年間に雇用保険に6か月加入していること)

失業保険の対象となるのは、就業できる状態で転職活動をしているにもかかわらず、職につけていない人のことです。

したがって、けがや病気などは就業できる状態ではないため、失業保険の対象となりません。また、雇用保険の加入期間を満たしていないのも失業保険の対象外となる理由です。

なお、基本手当を詳しく知りたい方は、以下のページをご覧ください。

参考:基本手当について|ハローワーク

受給期間の延長で後から受給手続きが可能

けがや病気、妊娠などが理由で失業保険を受け取れない場合は、受給期間の延長で後から受給手続きが可能です。退職日の翌日から最大4年まで受給期間の延長ができるため、けがや妊娠などで働くのが困難な方は必ず延長手続きしておきましょう。

注意点として、受給期間を延長しても所得給付日数が増えるわけではありません。あくまで受け取れるまでの期間が長くなるものであるため、勘違いしないように注意しましょう。

なお、失業保険(失業手当)を受給できる条件や手続き方法、給付金額を詳しく知りたい方は以下のページをご参照ください。

また、受給期間の延長を詳しく知りたい方は以下のページをご覧ください。

妊娠、出産、病気、けが等の場合には受給期間の延長ができます|厚生労働省

失業保険を受け取るメリット

失業保険のメリットは、以下の2つです。

失業保険のメリット

  • 転職活動に専念できる
  • 失業保険以外の手当も受け取れる

失業保険の最大のメリットといっても過言ではないのが、転職活動に専念できることです。会社に勤めている間に十分な貯金があれば、失業保険がなくとも大きな問題はありません。しかし、貯金が不十分な場合は生活資金がないことから、焦って転職活動をしがちです。その結果、希望とは違う仕事に就いてしまい、短期離職を繰り返す恐れもあります。

しかし、失業保険があれば一定の生活費を確保でき、落ち着いて転職活動に専念ができます。そして、失業保険の受給資格があれば、再就職手当を受け取ることが可能です。このように、失業保険は経済的なメリットを改善するうえで大きく役立ちます。

失業保険を受け取るデメリット

失業保険を受け取るデメリット

失業保険のデメリットは、以下の3つです。

失業保険のデメリット

  • 雇用保険の加入期間がリセットされる
  • すぐに受給できるわけではない
  • 転職のモチベーションが下がる可能性がある

失業保険は経済的なメリットがある一方で、一度受け取ると雇用保険の加入期間がリセットされます。つまり、次に失業保険を受けたいとなっても条件を満たさないと受け取ることができません。

さらに失業保険は申請してすぐに支給されるものではなく、一定期間を要します。したがって、一時的に生活費が苦しいとなることもあるでしょう。ほかにも、失業保険の支給が始まると一定額支給されることから、転職のモチベーションが下がる恐れがあるのもデメリットです。

以下の記事では失業保険をすぐにもらう裏ワザを紹介しています。

自己都合退職でも失業保険をすぐに受け取る手順を詳しくまとめているので、ぜひご覧ください。

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失業保険受給の手続きの流れと必要な書類【4STEP】

失業保険受給の手続きの流れと必要な書類

ここでは、失業保険受給の手続きの流れと必要な書類を以下の3つに分けて紹介します。

  • 受給資格の決定
  • 雇用保険受給者の説明会への参加
  • 失業の認定

これから失業保険を受ける方はぜひ参考にしてください。

受給資格の決定

退職した職場から離職票を入手したら、住居地を管轄するハローワークにて手続きをします。ここでは受給資格の決定をしますが、これは就職できる意思と能力があるにもかかわらず、就職できない状態であることを判断するものです。

妊娠や出産などの場合は失業保険の受給資格がないため、受給期間延長申請手続きをする必要があります。受給資格があるとみなされれば、次の雇用保険受給者の説明会に参加します。

雇用保険受給者の説明会への参加

そして7日間の待期期間を経て、ハローワークで開催される雇用保険受給者の説明へ参加します。雇用保険の受給に関する手続きや、失業認定申告書の記載方法などの説明がされます。

そして、雇用保険受給資格者証の交付がされるケースが多いです。なお、初回説明会には「雇用保険受給資格者のしおり」が必要になるため忘れないようにしましょう。

なお、失業保険の待期期間やアルバイトの可否など詳しく知りたい方は以下の記事をご参照ください。

失業の認定

約3週間後に初回の失業認定日が設定されます。失業認定日とは指定の日にハローワークに足を運び、求職活動や働ける状態であるかなどを確認するものです。必ず本人がハローワークに足を運ぶ必要があります。

そして、2回目以降の失業認定日は4週間に1回です。ただし、自己都合退職で給付制限期間が設定されている方に関しては、期間が終了した後に2回目の認定日が決まります。失業認定日はやむを得ない事業ない限り変更はできないため、基本的には足を運ぶ前提で考えましょう。

参考:雇用保険の具体的な手続き|ハローワーク

失業保険の振込

失業認定の結果、失業状態にあると認められれば、認定日から2〜3営業日以内に指定の口座に給付金が振り込まれます

失業認定日以降、ハローワークが失業の事実を確認し、振込に必要な事務処理を行うため、一定の時間を要します。

例えば月曜日に認定を受けた場合、早ければ水曜日か木曜日には口座への着金が確認できる見込みです。

なお、自己都合での退職の場合、失業保険をなるべく早くもらいたい方は、以下の記事をご参照ください。

失業保険を申請しなかった場合によくある質問

失業保険を申請しなかった場合によくある質問

ここでは、失業保険を申請しなかった場合によくある質問を2つ紹介します。

失業保険を申請しなかった場合によくある質問

  • 失業保険は辞めてからいつまでに申請する?
  • 失業保険の手続き期限が過ぎたらどうなる?
  • 失業保険をもらい忘れたときはどうする?
  • 失業保険を申請せずに再就職したらどうなる?
  • 失業保険を半年後に申請しても問題ない?
  • 失業保険をもらわずにパートをした後に失業保険を受給できる?

それぞれの質問に詳しく回答するので、ぜひ最後までご覧ください。

失業保険は辞めてからいつまでに申請する?

失業保険の申請期限は、離職日した日は退職の翌日から2年間です。短期雇用特例被保険者に関しては、離職した翌日から6か月間です。

ただし、理由があって手続きができない場合は離職した日の翌日から2か月以内に申請をすることで、最高4年まで延長されます。

失業保険の手続き期限が過ぎたらどうなる?

失業保険の手続き期限が過ぎると、受け取ることができなくなります。ただし、2年間の時効内であれば遡っての申請が可能です。

つまり、離職した翌日から2年間が経過していない方は、失業保険の申請が可能ということです。

失業保険をもらい忘れたときはどうする?

失業保険をもらい忘れたときは、離職した翌日からの2年間が経過するまでに申請をしましょう。2年を過ぎると申請ができなくなります。

失業保険を申請せずに再就職したらどうなる?

失業保険を申請せずに再就職をした場合、次の雇用保険の加入期間にカウントされるだけです。

したがって、すぐに転職予定がある、後々の受給額を増やしたいと思った場合は、あえて失業保険を申請せずに再就職するのも1つの手段です。

失業保険を半年後に申請しても問題ない?

失業保険を半年後に申請しても、問題はありません。これは、失業保険の期限内であるためです。ただし、失業保険は申請してすぐに受け取れるものではないため、スムーズに手続きすることをおすすめします。

失業保険をもらわずにパートをした後に失業保険を受給できる?

失業保険をもらわずにパートをした後でも、一定の条件を満たすと失業保険を受給できる可能性があります。

失業保険の受給資格が離職日から2年間有効になるため、一度パートに就いた後でも、失業保険の受給要件を満たしていれば、受給が認められます。

ただし、パートの就労時間や賃金によっては、受給資格に影響する場合もあるため、注意が必要です。

なお、パート就労後の失業保険受給を検討している場合は、事前にハローワークに相談し、受給要件を確認しておくと、個別のケースに応じた適切なアドバイスを受けられるはずです。

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失業保険 申請しなかった場合

失業保険は失業中の生活を支えてくれるとても重要な制度ですが、申請しないと受け取ることはできません。また、期限内に失業保険の申請をしても、受け取るまでに約2か月の期間を要することもあります。

したがって、失業保険を受けたい場合はスムーズに申請をしましょう。もしも失業保険の対象外となっていても、延長手続きをすればあとから受け取ることができます

とはいっても、失業保険の給付日数は定められているため、転職活動で焦っている方もいるでしょう。求職や転職にお困りの方は「ゼロワンキャリア」に相談するのがおすすめです。

こんなお悩みありませんか?

  • 退職後に再就職先が見つかるか不安
  • 自分にはどんな仕事があっているかわからない
  • 人生全体のキャリアプランを誰かに相談したい

ゼロワンキャリア」では、数多くの転職実績を持つプロが一人ひとりに最適な求人選定や面接指導などキャリア形成をトータルサポートしています。
自分がどんな仕事に向いているのか?MBTIを用いた正確な適職診断ができます。
また、無料で相談できるので、今後のキャリアに少しでも不安がある方は問い合わせてみるのがおすすめです。

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この記事の監修者

阿部のアバター 阿部 元ハローワーク職員

ハローワークで8年勤務後、社会保険労務士事務所で事務職を5年経験。
現在は社会保険労務士事務所で事務職をしながら、社会保険労務士の資格勉強をしています。

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