この記事は、元ハローワーク職員の私が監修しています!
皆さんにより良い情報をお届けいたします。
- 仕事に行くのが億劫に感じる人
- 仕事のことを考えるとよく眠れない人
このようにお悩みではありませんか?
仕事が忙しくなってから不眠や頭痛などが起きている場合は、身体からのSOSのサインかも知れません。
一時的に多忙の場合は仕事が落ち着けば改善するものの、中長期にわたって体調が悪い場合、そのまま仕事を続けていると身体を大きく壊す可能性があります。
特にメンタルの問題は、対処するのが遅いほど治療期間が長引きます。健康に働くには、身体から出ているサインを見逃さないことが重要です。
そこで本記事では、仕事が限界だと感じているときに出る身体からの症状や、行うべき対処法などを紹介します。
現在仕事がつらいと感じている方や、すでに身体が不調な方は必見の内容です。
また、今すぐ退職や転職を詳しく知りたい方は、「転職×退職のサポート窓口」に相談するのがおすすめです。
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うつ病のレベルによっては300日もらえる可能性がある
うつ病の診断があると、失業保険が300日以上の間もらえる可能性があります。うつ病は中程度や重度に進行する場合があります。中程度や重度のうつ病になると、日常生活にも大きな困難が生じ、労働が困難な状態になるのが特徴です。そのため、半年以上の休養が必要になることもあるでしょう。
半年以上の休養が必要な場合、精神障害者保健福祉手帳の取得などをしてハローワークに申請すると「就職困難者」として扱われることがあります。就職困難者として失業保険を申請する場合、被保険者期間が一年未満でも150日、一年以上で45歳未満ならば300日、45歳以上65歳未満ならば360日となります。
うつ病で退職した場合に失業保険がもらえるケース
うつ病で退職しても、働ける状態かつ一定期間失業保険の被保険者なら失業保険を受け取ることは可能です。失業保険の受給条件は、「働く意思・状態がありつつも雇用先がない状態」かつ「一定の被保険者期間がある」ことです。そのため、うつ病で退職しても働ける状態かつ一定期間被保険者なら失業保険はもらえます。
もちろん自己都合で退職しても、これらの条件を満たしていれば失業保険の対象です。
うつ病で退職した場合には「特定理由離職者」や「就職困難者」に該当するため、一般的な自己都合退職と比較しても、受給要件が緩和されたり受給制限期間が免除されたりするなどの優遇措置があります。
うつ病で退職した場合に失業保険がもらえないケース
反対に、うつ病で退職した場合に失業保険がもらえないケースは、「働けない状態にあること」もしくは「失業保険の被保険者である期間が短い」場合です。
うつ病の症状が重くて就労ができない方や治療のため転職活動ができないと判断された方は失業状態とは見なされず、失業保険はもらえないため注意が必要です。
- また、雇用保険の加入期間が退職日から直近1年間で半年未満ですと失業保険の申請ができません。
- 退職日から直近1年間で半年以上又は、直近2年間で1年以上の雇用保険への加入が必要となります。
※雇用保険の加入期間の計算については、給与計算がされる期間(1ヶ月単位)に11日以上の出勤又は80時間以上の就労が必要となります。
うつ病で退職した場合にもらえる失業保険の金額
失業保険の支給総額は、以下の式で求められます。
支給総額=基本手当日額(賃金日額×給付率)×給付日数
まず、基本手当日額を求めるために賃金日額を以下の式で計算しましょう。
賃金日額=退職前半年の合計賃金÷180
なお、賃金日額は以下のように上限と下限が定められています。そのため、賃金日額は必ず上下限の範囲内におさまります。(令和6年8月1日時点)
離職時の年齢 | 上限額 | 下限額 |
---|---|---|
29歳以下 | 14,130円 | 2,869円 |
30歳以上45歳未満 | 15,690円 | 2,869円 |
45歳以上60歳未満 | 17,270円 | 2,869円 |
60歳以上65歳未満 | 16,490円 | 2,869円 |
賃金日額が求められたら基本手当日額を計算しましょう。基本手当日額は1日あたりに受給できる失業保険です。
基本手当日額は以下の式で求められます。
基本手当日額 = 賃金日額×給付率(50%~80%)
なお、給付率及び基本手当日額は以下の表の通りです。(令和6年8月1日時点)
賃金日額 | 給付率 | 基本手当日額 |
---|---|---|
◆離職時の年齢が29歳以下 | ||
2,746円~5,109円 | 80% | 2,295 円~4,159 円 |
5,200円~12,790円 | 50%~80% | 4,160 円~6,395 円 |
12,790円~ | 50% (離職時の年齢が60〜64歳の場合は45%) | 6,395 円~7,065 円 |
14,130 円(上限額)超 | ― | 7,065 円(上限額) |
◆離職時の年齢が 30~44 歳 | ||
2,869 円以上 5,200 円未満 | 80% | 2,295 円~4,159 円 |
5,200 円以上 12,790 円以下 | 50%~80% | 4,160 円~6,395 円 |
12,790 円超 15,690 円以下 | 50% | 6,395 円~7,845 円 |
15,690 円(上限額)超 | ― | 7,845 円(上限額) |
◆離職時の年齢が 45~59 歳 | ||
2,869 円以上 5,200 円未満 | 80% | 2,295 円~4,159 円 |
5,200 円以上 12,790 円以下 | 50%~80% | 4,160 円~6,395 円 |
12,790 円超 17,270 円以下 | 50% | 6,395 円~8,635 円 |
17,270 円(上限額)超 | ― | 8,635 円(上限額) |
◆離職時の年齢が 60~64 歳 | ||
2,869 円以上 5,200 円未満 | 80% | 2,295 円~4,159 円 |
5,200 円以上 11,490 円以下 | 50%~80% | 4,160 円~5,170 円 |
5,200 円以上 11,490 円以下 | 50% | 5,170 円~7,420 円 |
16,490 円(上限額)超 | ― | 7,420 円(上限額) |
うつ病で退職する場合の流れ
次に、うつ病で退職する場合の流れを紹介します。
うつ病で退職する場合の流れ
- 病院でうつ病と診断を受ける
- 有給取得や傷病手当金の受給を検討する
- 勤めている会社に退職届を提出する
- 退職後に保険の切り替えと離職票の準備をする
- ハローワークで失業保険の手続きをする
- 医師の指示に従って治療と休養をする
順を追って解説するので、参考にしてください。
病院でうつ病と診断を受ける
診断がまだ下りていない場合は、病院で診察を受けましょう。自己診断のチェックシートなどもネット上にありますが、本当にうつ病かどうかを診断するのは医師にしかできません。
また、さまざまな支援を受けるためにはうつ病の診断書が必要なこともあります。なお、適応障害などうつ病と似た病気も存在するので、「病気かもしれない」と感じたら、適切な診断を受けるためにも病院へ行くことが重要です。
有給取得や傷病手当金の受給を検討する
退職を決める前に、有給休暇を使って療養するか、休職して傷病手当金を受け取るかなど他の選択肢も考えてみましょう。
一部の職場では、「病気休暇」と呼ばれる病気の治療に利用できる特別な休暇制度があるため、まずは勤務先の規則を確認するのがおすすめです。
勤めている会社に退職届を提出する
退職を決意した場合は、主治医や人事部、上司などに相談しながら退職届を作成し提出する必要があります。退職届は、勤務先が提供するフォーマットを使用したり、一般的な様式をネットで探したりして作成しましょう。
退職理由は「一身上の都合」で問題ありません。ただし、特定の受給資格者や特定の理由で離職する場合は、それに合わせた退職届を作成する必要があります。
なお、退職届の提出時期は、退職日の2週間前から1ヵ月前までと就業規則で定められていることが多いです。まずは勤務先の制度を確認しましょう。
退職後に保険の切り替えと離職票の準備をする
退職後は、健康保険や年金の切り替えと離職票の準備をしましょう。
健康保険の扱いには、以下3つの選択肢があります。
- 国民健康保険に加入する
- 家族の健康保険の扶養に入る
- 退職する会社の健康社会保険の任意継続を申請する
なお、年金は厚生年金から国民年金に切り替えましょう。
最後に、退職前後に職場へ離職票の発行を依頼してください。離職票は失業保険の受給手続きに必須なので、忘れずにもらうようにしましょう。
※ 扶養に入れる期間や要件は健康保険組合により異なりますので、事前にご確認ください。
ハローワークで失業保険の手続きをする
失業保険は、お住まいの地域を管轄するハローワークに行って手続きすることで、受給できます。退職後はできるだけ早くハローワークに行って、必要な手続きをおこないましょう。
また、傷病手当金や障害年金など他の支援制度を利用したい場合は、それぞれの窓口にて別途手続きが必要です。
※傷病手当金と失業保険や老齢厚生年金(繰上げ受給)は同時に受け取ることはできませんのでご注意ください。
老齢厚生年金の繰上げ受給とは、本来65歳から受け取れる年金と60歳から繰上げで受け取れる制度です。
※老齢厚生年金の繰上げ受給とは、本来65歳から受け取れる年金と60歳から繰上げで受け取れる制度です。
医師の指示に従って治療と求職活動をする
すべての手続きが終わり、失業保険を受け取れたら医師の指示に従って治療と求職活動をしてください。体調の管理をしながら、ハローワークで求職活動を行なっていく必要があります。
無理のないように再就職先を見つけましょう。
うつ病で退職する場合は失業保険と傷病手当金のどちらがお得?
失業保険と傷病手当金のどちらがお得かどうかは、個人の収入によって異なります。
例えば、離職前6ヵ月の平均給与が30万円だったと仮定します。その場合、失業保険は毎月17万円ほどです。一方で、傷病手当金は毎月20万円ほど受給できます。
もちろん、収入によるものの、基本的には傷病手当金の方がお得になりやすいです。
なお、傷病手当金と失業保険は同時に支給されません。傷病手当金は、「働けない状態」での支給がされる一方で、失業保険は「仕事に就ける状態であっても、雇用先がない状態」での支給が行われるためです。
以下の記事では、健康保険の傷病手当金と雇用保険の傷病手当の違いについて解説しています。受給条件や申請方法もまとめているので、ぜひご覧ください。
健康保険の傷病手当金と雇用保険の傷病手当の違いとは?元ハロワ職員がわかりやすく説明します!
うつ病で退職した人が失業保険以外にもらえる可能性があるお金
うつ病で退職した人が失業保険以外にもらえる可能性があるお金は以下の3つです。
- 傷病手当金
- 障害年金
- 生活保護
それぞれのお金を詳しく紹介します。
傷病手当金
傷病手当金はうつ病をはじめ病気や怪我で働けない状態の方に支給されます。なお、先述の通り傷病手当金と失業保険を同時に受給することはできません。
傷病手当金を受給する条件は以下の通りです。
- 仕事に就けない
- 業務外の病気や怪我が休職の理由である
- 期間中に給与を受け取っていない
- 連続して4日以上休んだ
障害年金
うつ病の症状によっては、障害年金を受け取れる場合があります。障害年金は、1級から3級に分類されており、1級の方がより高額の年金を受け取れます。ただし、障害年金の等級は障害等級とは異なる基準で決められているため、混同しないように注意が必要です。
障害年金に該当する条件は以下の通りです。
1級:入院や在宅介護が必要。身の回りのことだけはかろうじてできる状態。
2級:活動の範囲が病院や自宅だけである。簡単な活動はできる状態。
3級:労働ができない。日常生活は問題なくおこなえる状態。
なお、障害年金と失業保険を同時に受け取ることは可能です。
生活保護
うつ病によって働けない場合、生活保護を受給することも可能です。障害者手帳を持っている場合は、通常の生活保護に「障害者加算」と呼ばれる追加の金額が支給されます。
生活保護の受給条件は以下の通りです。
- 自己資産を使っても最低限の収入に満たない
- 働いても最低限の収入に満たない
- 手当や年金を受給しても最低限の収入に満たない
- 親族などの援助を受けられない
まとめ
本記事では、うつ病で退職した場合に失業保険はもらえるのかどうかを解説しました。うつ病で失業保険を受給することは可能で、レベルによっては300日以上の間失業保険がもらえる可能性があります。
まずは、失業保険を受給できる状態にあるのかどうかや他にどのような手当が受給できるのかを確認してみるとよいでしょう。
また、今すぐ退職や転職を詳しく知りたい方は、「転職×退職のサポート窓口」に相談するのがおすすめです。
こんなお悩みありませんか?
- 転職・退職後に経済的な不安がある
- 失業保険がもらえるか不安
- 今の会社に不満があるものの退職に踏み切れない
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